2019.12.02

”@東京障害者職業能力開発校~ソーシャルインクルージョンな社会に向けて”

こんにちは、

東京都議会議員(町田市選出)の

おくざわ高広です。

〇今日は、森沢都議のリブログで恐縮ですが、私の政治哲学的な部分を少しお話しようかと。

12/3から始まる定例会には、都民の就労の支援に係る施策の推進とソーシャルファームの創設の促進に関する条例が上程されていますが、ソーシャルファームの創設については、都議になってからずっと取り組んでいる政策です。

時はさかのぼり、今から5年前、明石でお世話になっている焼肉屋さんで深夜お酒を飲みながら、店主と話し込んでいたところ、テレビから福祉的就労のオーナーが障害者を時給10円ほどで働かせ、補助金は自分のものにしていたというニュースを見たことがきっかけです。

なんで障害があるからって、こんな騙されたような暮らしせなあかんねん

と、店主がつぶやいたのを今でも覚えています。

〇それからというもの、障害のある方にとっての幸せとはなんだろうかと考えるようになりました。障がいのある方々が、まずは生きていくための権利を獲得するための闘争があり、最低限の暮らしをしていくための福祉サービスを勝ち取る運動があり、そして今、幸せに生きていくためのパラダイムシフトが起きようとしています。

 

酷な言い方に聞こえるかもしれませんが、福祉的な補助事業というのは、財政が厳しくなれば自ずとカットされる対象になりがちです。残念ですが、社会的弱者やマイノリティと言われる方々にとって、行政は優しいだけの存在ではないのだと私は思っています。

だからこそ、その声を届けるために政治が存在するのだとも思いますが、それ以上に、そのような方々が、今よりも強く生きられるように、自立して暮らしていけるように、背中を押していかなければならないのだと考えています。こういうことを言うと、弱者切り捨てだとか、弱者に鞭打つのかといった批判を浴びることがあります。

しかし、障害のある方々にとっての幸せは、誰かに生かされる、ことではなく、自分らしい人生を選択していくことであり、その力を養っていくこと、それを可能とする社会をつくることが、本当の意味で支えるということなのだと、信念をもって取り組んでいます。

〇一般質問では斉藤れいなさんに、所管の経済港湾委員会では森沢きょうこさんに、この想いを託すことになりますが、私と同じか、それ以上の熱い魂を、この条例案に吹き込んでくれると確信しています。応援のほど、どうぞよろしくお願いします!

 

 

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