こんにちは、
東京都議会議員(町田市選出)
無所属 東京みらい おくざわ高広です。
さて、新型コロナの感染拡大を受け、東京都では警戒レベルを最高の「感染が拡大していると思われる」に引き上げました。
詳しくは、 知事の臨時記者会見をご覧いただきたいと思いますが、
まだ重症患者の数が急増していないことと、無症状者への医療提供体制を変えることで、医療提供体制については最高レベルまで引き上げられていません。
これまでと異なるのは、即座に時短要請などの協力要請が出ていないことです。これについては、感染症の専門家である大曲先生のコメントが大切なポイントです。
『距離をとるとか、換気をするとか、そういう対策を見出したことはすごく大きいんだと思います。何を怖がったら良いか分からない状況で家にこもっていた当時から、かなり進歩してきたと思います。
(中略)
あと協力も大事です。お店の従業員の方も、感染対策を進めたいけどお客さんが納得してくれないことがあり、精神的に疲れているという話を聞きます。そこはお互い様なので、協力をしてやっていけば感染も減っていくと思います。』
つまり、第一波や第二波で得た知見から、
感染リスクを下げる方法が分かってきた!
ということです。それを分かりやすく(?)お伝えしているのが、こちらのパネルです。
飲食におけるリスク回避のために、これまでの休業や時短要請ではなく、
小人数、
小一時間、
小声、
小皿に料理をわけて、
小まめなマスクや換気、消毒を。
の頭文字をとった5つの『小』で感染リスクを下げようということです。
一部批判的な意見も出ているようですが、現時点での対応として、妥当な判断だと思います。
感染者数が増えていることから対策が必要なのは間違いありませんが、経済悪化による失業者増加、生活面の悪化によるDVや虐待リスク、さらに自殺者増などもよくよく考えて対応する必要があります。つまり、一律に経済を止めることは別のリスクを高めるため、できるだけ避けなければならないということです。
また、重症リスクの高い高齢者や基礎疾患のある方については、今しばらく会食や外出を極力減らすこと、家族も細心の注意を払うことも妥当だと思います。
都道府県ごとに状況に違いはあると思いますが、東京都においては、検査数を大きく増やしていることもあり、新規感染者数が増加すること自体は起こるべくして起こっていることです。
重要なのは、それが無症状なのか軽症なのか重症なのか、であり、重症者を増やさないように、ここで感染拡大に歯止めをかけようということです。
もちろん、こうした医療提供体制を整えてくれている医療従事者には感謝しかありませんし、知事も心配りをとお願いしています。
また、大曲先生のコメントにあるように、事業者を困らせることのないように心配りをしていただくこともお願いしたいところです。
とにかく、効果的と思われる対策が示されたわけですから、やってみるしかありません。
医療従事者への感謝と心配りを胸に、5つの『小』や日頃からのマスク、うがい、手洗い、ソーシャルディスタンス、いつも以上に心がけていきたいと思います。
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