2020.08.17

誰もが自分らしく学ぶ多様な教育機会を

こんにちは、

東京都議会議員(町田市選出)
無所属 東京みらい おくざわ高広です。
今日は、探究フリースクール・マチラボをスタートする広田悠大さんと意見交換をしてきました。
多様な教育機会から主体的に学び場を選び、
自分らしく活躍することができる社会
をビジョンに掲げ、
不登校の児童・生徒の「やってみたい」を引き出し、生きる力を育む7ステッププログラムを提供していくとのことです。

教室となるのは、アットホームなシェアオフィス「COMMUNE BACE マチノワ」の一角ということで、行きたくなる雰囲気、エネルギッシュで温かい大人たちの見守る環境がありました。

広田さんご自身も不登校経験があることから、その時につらいと感じていた親(家族)との関係性に対しても、不登校コンサルティング相談を実施して、根元にあるハードルを取り除くところからはじめていくとのことです。
私も不登校児童の支援をしていた時に、相談中に泣き出してしまう親御さんを多く見てきたことを思い出し、1人でも多くのかたに届くといいなと思いました。
一方で、情報を届けるという観点で難しさを感じているとのことでした。学校や教育関係施設では、積極的にPRすることはできないという見解をいただいたこともあるのですが、不登校児童を支援する教育支援センターにつながっている児童は全体の9.1%(町田市内の不登校児童648人中58人)という調査もあるようで、繋がっていない児童に多様な選択肢を提示していくべきであると考えます。
不登校というのは一つの現象であって、子どものせいでも親のせいでも、もっといえば学校のせいでもないのかもしれません。たまたま、その学校に通うことになり、たまたま担任と同級生ができ、たまたま通うことがつらくなってしまったのだと思いますし、誰も悪くありせん。
もちろん、地域の学校に通わなければならない、みんな一緒に同じことを学ばなければならないといった制度そのものには大きな問題がありますが、これを変えるには、何年もかけてやらなければならないのでしょう。
だからこそ、今の私たちにできることは、別の選択肢を提供することであり、行政の責任であると考えています。
もちろん金銭面での支援なども必要だと思いますが、まずは、一人でも多くのかたに情報が届くよう、行政側は努力しなければならないと考えるところです。この点、東京都と町田市の双方に働きかけていきたいと思います。
広田さんがおっしゃっていた言葉が印象的で、
子ども達に学びを届けたい同じゴールを描きながらも、(学校、塾、フリースクールといった)様々な立場の方同士で、自分が正しい、相手は間違っているといったことを言い合う状況も見られます。学びを提供する私たち自身が、多様な選択肢を認め合う努力をしないとなりません。
※やや奥澤の解釈入っています。
新型コロナの影響で、様々な場面で教育格差が生じています。誰にとっても、自分にとってベストな学びを続けていけるよう、取り組みを強めていきます。

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